引越し前に、荷物を整理していると要らない物が沢山出てきます。要らなくなった物は売りに出すと思いますが、「売れなかった」「買取ってもらえなかった」物は最後に「捨てよう」と考えるのではないでしょうか。
引越しで要らなくなった物を捨てるときには、できるだけお金がかからないようにしたいものです。
ここでは、要らなくなった物の処分方法「捨てる」を考えていきます。
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引越し前に捨てる
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引越しの時には、どうしても捨てなければいけない物が多く出ます。しかし、そのゴミを一度にまとめて捨てないでください。一度に大量のゴミを捨てると有料となり、お金がかかってしまいます。
家庭のゴミでも一度に大量のゴミを捨てる場合、地域によっては有料になります。引越しまで時間に余裕のある方は、一度に捨てるゴミの量を調整して、マメにゴミ出ししてください。
粗大ゴミとして処分する
30cm×30cm以上の大きさの物は粗大ゴミとなり、捨てる際には有料になります。
テレビやエアコン、冷蔵庫、洗濯機は粗大ゴミではありません。家電リサイクル法により、買ったお店に処分してもらうか、買いかえるお店で処分してもらいましょう。
家電リサイクル法:
一般家庭や事務所から排出された家電製品、
エアコン、テレビ、(ブラウン管、液晶、プラズマ)冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機
から、有用な部分や材料をリサイクル廃棄物を減量するとともに、資源の有効利用を推進するための法律。
詳しくは、経済産業省のホームペイジをご覧下さい。
粗大ゴミの引取手続き手順
1 あなたのお住いの自治体の粗大ゴミ処理センターへ電話をします。
2 電話で粗大ゴミとして捨てる物を申告します。収集日と粗大ゴミ引取番号と廃棄料金を教えてくれるのでメモしておきます。
3 住んでいる区と同じ区にあるコンビニで売っている粗大ゴミ用シールをハイキ料金分購入します。
4 シールにあなたの名前か粗大ゴミ引取番号を書いたシールを粗大ゴミに貼り、収集日の収集時間までに所定の場所へ出しておきます。
例えば、私が前回の引越しで粗大ゴミとして捨てたのは「ダブルベッド」「マットレス」「ソファー(3人掛け)」「自転車」の4つです。
通常これらの粗大ゴミは、粗大ゴミ収集日に所定の位置へ出しておかなければいけません。
ただ、今回は4点と粗大ゴミの数も多く場所も取るためか、私の希望日に収集しに来てくれました。
品名 | 通常料金 | 持込料金 |
ダブルベッド | 1700円 | 900円(-800円) |
マットレス | 1000円 | 500円(-500円) |
ソファー(3人掛け) | 1700円 | 900円(-800円) |
自転車 | 600円 | 300円(-300円) |
(東京都品川区)
ゴミ処理場へ粗大ゴミを持って行くと、持込料金となり随分とお得になります。粗大ゴミに出す量の多い方や、車を持っている方はお住いの自治体へ御確認ください。品川区では、小さめの炊飯器やヘアドライヤーなどは不燃ゴミになりました。
詳しくはお住いの自治体のホームページで確認してください。
引越業者に処分してもらう
引越業者でも、不要品引取サービスをやっているところがあります。引越しをする日にちとの連動性があり、引越しする人の都合も理解してくれるのでお願いしやすいです。
以下に、不要品取引サービスを実施している代表的な引越業者について記します。
- 日通:オプションサービスで、一部の粗大ゴミ回収サービス、家電リサイクル品の引取手配をしてくれます。
- ハート引越センター:一部、状態の良い物は無料引取サービスをしています。このハート引越センターのサービスは良いと思います。引き取ってくれるものも引っ越し当日まで使えるので、非常に便利です。
人形・ぬいぐるみを処分する
男の子が生まれたときに頂いた五月人形や、女の子が生まれたときに頂いたひな人形は本当に処分に困ってしまいます。人形だけではなく、沢山思い出の詰まったぬいぐるみなども、そのまま捨ててしまうのは気が引けてしまいます。
都内であれば、東京都大田区南馬込にある「本寿院」というお寺で人形供養をして頂けます。受け付けは、毎日朝9時から18時までです。供養してもらう人形を持込んでもいいですし、宅急便で郵送しても受け付けてもらえます。
毎月第2日曜日朝9時から、公開で人形供養の法要を行っています。供養に参加することもできるので、直接長年一緒に過ごした人形とのお別れもできます。
供養料ですが、人形は何体であってもみかん箱1箱(縦+横+高さ=70cm以内)程度の大きさで5000円です。
詳しくは本寿院ホームページで御確認下さい。http://honjyuin.com/ningyoukuyou/
仏壇を処分する
「今までの仏壇が新居では大きすぎるので小さな仏壇にしたい」「仏壇が古くてボロボロなので私達の引越しを機に、亡き家族にも新しい住まいへ引越ししてもらいたい」などの理由で仏壇を買いかえる方もいます。
普通のゴミとは違い、簡単に捨てるわけにもいきません。魂が入っていると言われる仏壇を買換える時には、やらなければいけないことがあります。
宗派によっても違ってきますが、お坊さんを呼んで仏壇に入っている魂を一度抜いてもらいます。そして、抜いてもらった魂を新しい仏壇へ入魂してもらいます。
この儀式が終われば、古い仏壇はただの入れ物になります。仏壇の処分はその後に行います。仏壇を引越しする際にも、お坊さんにお経をあげてもらいましょう。
お寺や宗派によってお布施はかわりますが、一万円~五万円くらいかかります。大きなお寺ですと、お正月にあるお焚き上げでお布施を払って処分してもらうこともできます。
住んでいる自治体によっては粗大ゴミとして扱ってくれるところもあります。しかし、大きな仏壇は重くて一人で運ぶことができません。
自宅へ仏壇を引き取りに来てくれる業者もいます。中でも、リセット関東は仏壇処分に関することを全てやってもらえる業者です。仏壇のことに関する全てのことを行って貰えるので、お寺が遠くにあってお坊さんを呼ぶことさえ困難な方にはおススメです。
先ほど、人形やぬいぐるみの供養で紹介した本寿院では仏壇の供養も行っています。
縦+横+高さ=70cm程度の場合、5,000円
縦+横+高さ=140cm程度の場合、10,000円
縦+横+高さ=280cm程度の場合、20,000円 (供養料を含む)
郵送か宅配便で受け付けています。
パソコン
製造メーカーに引き取ってもらいましょう。売るという手段もありますが、コンピューターに入っている情報を全て消すことができない人には、おススメできません。
パソコンには個人情報が沢山入っています。悪用する人がいないとはかぎりませんので、製造メーカーに引き取ってもらうのが1番安心です。
車のタイヤ バッテリー プロパンガスボンベ
購入先や販売店、もしくはメーカーに引き取ってもらいましょう。廃棄料がかかります。
バイク
「公益財団法人 自動車リサイクル促進センター」で引き取ってくれます。動かなくなったバイクでも査定しに来てくれるバイク買取業者もいます。処分にお金のかからない方法を選びましょう。
消火器
消火器も特殊なゴミになるので一般のゴミと一緒に捨てるわけにはいきません。
(株)消火器リサイクル推進センターへ連絡しましょう。有料引取になります。費用は引取り回収する際の距離や諸条件によって異なります。
処分方法を新居で考える
「物を捨てられない人は捨てる能力のない人」なんていう言い方をする人もいますが、本当にそうなんでしょうか?
私は捨てる能力がないのではなく、物を捨てる習慣のない人なのだと思います。物を捨てる習慣のない人は、引越しという要らない物を整理するのに最も適した時にも、「どうしよう?」とあれこれ悩みすぎてしまいます。
悩んでばかりいても時間が経つばかりで、荷物の整理が進みません。
そんなあなたに提案です!
・要らない物を新居に運んでも置いておく場所がある。
・要らない物を新居に運んでも引越し料金が変わらない。
のであれば、新居で処分する方法を考えてみてはいかがでしょうか?
梱包する際に、
1 必要品
2 考える品
3 不要品
の3種類に仕分けてから梱包しておき、1年経っても使っていない物があるならば処分してしまいましょう。
処分していくことを習慣にしていけば、要らない物を迷ったら処分する癖がついて、要らない物が家からなくなっていきます。要らない物が減っていけば、生活スペースが広くなって整頓された気持ちの良い家になります。
期間を決めて、その間使わなかったら捨てる習慣を身につけましょう。
まとめ
ただ捨てると言っても、無料で捨てられるものから、お金を払って引き取ってもらうものまで、捨てる方法は様々です。
引越しの時には、なにかとお金がかかるので出費がかさみます。引越費用を抑えることも大事ですが、今回の記事を参考にして、要らなくなっった物での出費を減らせるようにしましょう。