高価な買い物である「マンション」。購入するには、失敗が許されないほど高価な買い物です。購入した「マンション」が気に入らないからといって、簡単に売り買いできるほどのお金持ちはそうそういません。
しかし、私はろくに調べもせずにマンションを買ってしまったのです。今では、「もっと調べてから買えばよかった……」と後悔しています。
部屋の窓からスカイツリーが見えたり、JR錦糸町駅から徒歩10分以内と、自分にとってはいい感じの条件ばかりに目が行ってしまいました。
住むという観点から住居をじっくり調査をしなかった結果、不満の多い家に住むことになってしまったのです。週末は、静かな家で過ごしたかったのですが、大金をはたいて騒々しい環境を買ってしまいました。
この失敗談を見た方には、ぜひ同じような失敗をしないように、しっかりと色々なことを調べてからマンションを購入してもらえたらと思います。
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新居選びの失敗談
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ここからは、管理人が新築マンションを購入した際の失敗談を書いていきます。あなたが新居を購入する際の参考にしてもらえると光栄です。
電車の騒音がひどかった
購入したマンションから、200メートルくらいの距離にJRの電車が通っています。家の前を道1本挟んで、大横川親水公園という南北縦長の公園がありました。
公園を北へ歩いていけばスカイツリーへ行けます。公園を南へ川沿いの道を歩いていけば木場公園へ行けるという、とても気に入っていた公園です。この大横川親水公園を、自分のマンションの庭にしたつもりで楽しく過ごすつもりでした。
しかし、この公園の上を通る部分だけ線路の部分が鉄橋になっていて、電車が通るたびに「ガタンガタン、ガタンガタン」と、甲高く大きな音を響かせるのです!
その音の大きさは、夏に窓を開けたままテレビを見ていると、テレビの音がほとんど聞こえなくなるくらいすごいんです!。始発の電車が走り始めると、電車の音で目が覚めてしまうこともあります。
もちろん、マンションを購入する前に下見はしたのですが、休日の夕方に下見に行ったので、電車の音も当たり前に思えてしまったのです。
実際、マンションの前の道で聞こえる電車の音と、マンションの部屋で聞こえる電車の音は、周りのビルの影響もあって音の反響の仕方も違っていました。
今思えば、線路のそばに住むのであればもっと色々な時間に、電車の音を確認しに行っても良かったかなと思います。
教訓:近隣の騒音を、朝・昼・晩の3回は事前に確認しておきましょう。
車の騒音
私が購入したマンションは、国道14号から道路1本奥まったところに立てられました。住居を探す基本として、大きな道路から1本道を隔てた方が、静かになるという話を聞いたことがあったので、マンション購入の際に参考にしました。
いざ住んでみると、道路を走る車の音が特にうるさいという事もなく、国道側に住むという面での騒音はないように感じました。しかし、引越しが落ち着いたある日曜日。
いわゆる街宣車が数台、素敵な音楽を大きな音で流して国道を走っていました。
その時は、たまたまだろうとあまり気に留めなかったのですが、翌週の日曜日にも同じことがありました。どうやら、家の近所の錦糸町駅前において演説をされているようで、その通勤途中に家の側を通っているようでした。
マンションを購入するにあたり「便利な駅」を優先して選んだつもりでした。その代わりに、静かな環境を犠牲にしてしまった感があります。
新築物件で「便利」「静かな環境」「手ごろな物件」となると、それほど多くはないと思いますが、もっとよく考えるべきだったと今では後悔しています。
教訓:静かな環境を求めるなら国道から離れましょう。
リビングルームにトイレの音が……
購入したマンションへ入居して落ち着いた頃、夜の静かな時間にリビングで過ごしていた時、「カタカタカタカタッ」と小さな音が聞こえてきました。
小さな音でしたが、部屋が静かだったので聞こえたようです。何の音かと思ったら、自分の家のトイレで、トイレットペーパーを使っている音だったんです!
トイレの入口が、リビングに面してるわけではないのですが、トイレ自体が便器に座ると背中合わせに壁1枚でリビングと隣り合っている部屋の作りになっているのです。
モデルルームの見学等でも、全く気付かなかった盲点の1つでした。
一般的に、多くのお宅ではリビングの横にトイレがあることはまずないと思います。トイレの音がリビングに集まる人に聞こえないようにとの配慮からだと思います。
しかし、このマンションでは構造上そうしなければいけなかったのか、直接ではないけれど間接的にトイレがリビングに隣接されているため、トイレの音がリビングに漏れてしまったようです。
モデルルームを見学するだけでは気が付かないことって結構あります。家探しの経験豊富な人に相談したり、インターネットで調べたり、気になることはよく調べておきましょう。
教訓:良い物件探しの知識を身につけておきましょう。
粉塵(ふんじん)
国道14号から、道を1本隔てた所へマンションを購入しました。マンションのベランダは国道向きにあります。このマンションに入居して少し経った頃、ベランダの白い床に黒いものが目立ち始めました。
車から排出される粉塵です。ベランダだけではなく、エアフィルターや網戸にも付着し始めました。車の交通量の多い国道側にあるマンションならではの悩みかもしれません。
デッキブラシを購入して、ベランダの床と網戸は月に1度くらい掃除しました。私の家は、洗濯物を外に干すことはしないで、乾燥機を使って乾かしていました。
ベランダへ洗濯物を干した後には、洗濯物をはたいてからでないとしまえないぐらい粉塵がひどい日もありました。このマンションに住んでいるときの大きな悩みの1つでした。
教訓:車の交通量が多い付近には住まない方が良い。
大きい駅ではあるけれどスーパーはそれなりの時間には閉まります
JR錦糸町駅から徒歩10分以内の位置にマンションを購入しました。駅の地下には、スーパーマーケットやお総菜売り場など、会社帰りに便利に買い物ができることも錦糸町駅を選んだ理由の1つでした。
しかし、スーパーは夜21時に閉店します。私が仕事から帰ってくる頃には、すでに閉店していることがほとんどで、マンション購入前に想定していたほど、駅地下のスーパーを上手に利用できませんでした。
駅から自宅への帰り道にあるコンビニで、夜御飯を買って帰る事も多かったです。休日の買い物も、駅とは別の方向にあるスーパーへ買い物に歩いて片道10分かけて行っていました。
住んでみて、改めてスーパーが便利な所にあると、生活に大きな差が出ることを思い知りました。
教訓:スーパーは家の近所にあると便利です。
駅前に客引きが多い
家の最寄り駅、錦糸町の改札を出て南口を出ると、皆さん居酒屋の客引きの多さにビックリすると思います。客引きの人たちも仕事なので、仕方ないのかもしれませんが、毎日声をかけてくる客引きにはうんざりします。
ただでさえ錦糸町駅は利用する人が多いので、駅前の雑踏を歩くのも一苦労なんです。「便利な駅」を選んだ結果、帰って来て駅を出るたび客引きの多さにうんざりするとは、いかに調査不足でマンションを購入してしまったことかと後悔しました。
家に帰るには南口から帰った方が近いのですが、わざわざ客引きを避けて北口から遠回りして帰ったことも何度もあります。
外食を好む方や、毎日色々なお店でお酒を飲んで帰りたい人には、悪い環境ではないのかもしれません。
教訓:最寄りの駅環境も朝・昼・夜しっかりチェックしましょう。
まとめ
どういうわけか、じっくりとマンション探しを検討しなかったので、満足度の低いマンション購入をしてしまいました。
けっして錦糸町の街が悪いわけではありません。特に、お酒を飲むのが好きな方にはおススメしたい街です。賃貸物件だと、その地域を良く知る不動産屋さんの詳しい解説など、頼りになる情報が聞ける事があると思います。
しかし、マンションを購入する場合は、マンションを販売する会社の調査したマンション周辺の環境情報のパンフレット説明ぐらいの物で、あとは自分の力で調査する事が多く発生します。
私のように、間違った物件選びをされないように、マンション購入前にしっかりと事前に調査をして、購入して良かったと心から思えるマンション選びをしてください。